2018.4.15
ブログを見ていただいてありがとうございます!
Tocoです(●^o^●)
ホーチミンシティってもともとの地名はサイゴンだったんですよね。(戦争で北ベトナムが勝つまでは。)
だからベトナム人は、今でもサイゴンって言う人が多いし、表記もサイゴンのままだったり。
特に南の方に行くと、サイゴンって言う人が多いから、私も『サイゴン』って言ってみたら『ホーチミンシティね』と言い直されたり。
難しいな~
難しいと言えばベトナムの歴史ってすごく複雑で難しいですよね。
(えっ、私だけ?)
世界史どころか日本史ですら苦手だった私には複雑すぎて、できることならそっとしておきたいって感じでしたが
1ヶ月かけてベトナムを旅して色んな物を見ていると嫌でもその歴史に触れる機会がたくさんありました。
ホーチミン元主席はどんな人だったのかな、とか
遺跡が物語る戦争の痕とか
フランスの植民地時代に発展した街並みとか。
単なる観光客でしかない私にとってはほんの上辺の教科書に載っているようなことしか知ることは出来ないのかもしれないけど。
皆さんは、『ベトナム』と聞いて一番初めに思い浮かぶイメージはなんでしょうか?
バイクでしょうか?
アオザイでしょうか?
フォーでしょうか?
私は『ベトナム戦争』でした。
それこそ教科書のイメージしかなかったんですね、たぶん。
ベトナム=戦争 みたく頭の中で結びついていた。
だから、ベトナムに行ったことのある人の話を聞いてもいまいちピンとこなかったり。
実際にベトナムを旅して、見て、感じたこと。
ベトナムは、戦争から独立を経てたったの40年。
まさに今、急発展の途中なんじゃないかな!
私の父がベトナムに赴任してたころとは、全く違うんじゃないかな?
そして10年後には今とも全く違うんじゃないかな?!
と言うのが感想です。(あと数日あるけど)
前置きが長くなってしまいましたが
その私のベトナムのイメージ、『戦争』を教えてくれる場所がホーチミンにあります。
ベトナム戦争証跡博物館に行ってきました。
写真とかはあまりありません。
博物館の入館料は一人40000ドン(200円)
簡単な案内図は日本語表記のものが置いてありましたが、音声ガイドなどはありません。
建物の外には戦闘機や戦車などの展示もあります。
中国か韓国の団体さんは戦車の前ですごくはじけた写真を撮っていたけど、、、
3階建てで、全ての階に展示があります。3階から降りながら見ていきます。
展示はインドシナ戦争~ベトナム独立までの歴史を辿るもの
戦場で撮影された悲惨な写真
枯葉剤の影響で障害を持って産まれた方々の写真
枯葉剤の影響、結合双生胎児のホルマリン漬け
など、かなりショッキングな内容。
私はかなりきびしくて、休憩しながらでないと見ることができませんでした。
子供の頃、テレビで見たベトちゃんドクちゃん(結合双生児として産まれ、後に分離手術をうけました)の写真もありました。
私は幼かったので、ベトちゃんドクちゃんが枯葉剤の影響で結合双生児として産まれたことまでは理解していなかった。
写真を見た瞬間、『ベトちゃんドクちゃんだ』とわかり、子供の頃の記憶と現在見た物とが繋がって、うまく言えないけど、なんかドキンとして涙が出た。
そして、枯葉剤の影響を受けた方たちの写真を見て、見覚えがあるような気もした。
東南アジアの各国で物乞いをしていた人たちに似ていた。
わからないけど、あの人たちもそうだったのかな?とか考えるとモヤモヤ。
その夜も片方腕のない方がガムを買ってくれと近寄ってきた。
ガムはいらないし、ガムを買う事が根本的な解決にはならないと思う。
だからって私たちに何が出来るんだろう。
その日の夜は2人で色んな事を話して、感極まってしまいました。
平和ボケした私たちには刺激が強かった。
戦争なんて。
敵だけでなく、味方への被害も多すぎる。
軍や兵士の一人一人だって人間で、誰もが同じ意思で戦っているわけでもないだろうに。
やめちまえばいいのに。
なんて事は世界中の誰もが思うこと。
なんで誰もが思うのに、無くならないんだろうね。
思うことはたくさんあるのに、書けば書くほど薄っぺらい自分を晒すようで恥ずかしい。
それでもドスンときた日でした。